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「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」リクルートマネジメントソリューションズ

2023.09.26

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山﨑淳)は、企業の人事担当者150名、管理職層150名に対し、「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」を実施し、「管理職に期待していること」や「管理職が日々のマネジメント業務で難しいと思っていること」など、調査結果から見える実態について公表した。

調査結果サマリー

調査結果サマリー

■人事担当者・管理職層が思う企業組織課題は「ミドルマネジメント層の過重負担」が最多
■人事担当者が管理職に期待していること、管理職層が重要だと思う役割は「メンバーの育成」が最多
■管理職層が「マネジメント業務に携わる比率」は50%が最多。プレイヤー業務を担っている実情が明らかに
■管理職層がプレイヤー業務を担う理由は「メンバーに知識・スキルが不足しており仕事を一任できない」が最多
■管理職層がマネジメント業務で難しいと思っていることは「メンバーの育成・能力開発をすること」が最多
■管理職層がメンバーの育成・能力開発に対して望むサポートは「研修などでのインプット」が最多
■人事担当者が思う課長・マネジャー候補育成・選抜の難しさは「課長・マネジャーになりたいという社員が減っている」が最多
■人事担当者・管理職層の約7割が「自分の所属組織は自律共創型組織であることが必要だと思う」と回答
■自律共創型組織運営に向けた難しさは「あいまいな状況のなかでも先を見て、組織のビジョンを打ち出す」が最多

調査レポートはこちら

調査概要

実施時期:2023年6月
調査対象:企業の人事担当者・管理職層
有効回答数:300名(内訳:人事担当者150名・管理職層150名)
調査方法:インターネット調査

まとめ

本調査スタートの2020年から初めて「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」ことが今年、人事担当者と管理職層の両者において企業組織課題の1位になったのは象徴的な結果であったと言える。ミドルマネジャーの過重負荷状態は以前から叫ばれてきたが、マネジャーの担う役割の幅は広がり続けている。一方で、組織としては、自律共創型の組織転換への必要性が年々高まっている。個々のメンバーそれぞれが成長するための施策や支援を、組織変革の動きと有機的につなげ、効果を最大化することが人事機能には求められている。そうした支援が、結果的には、マネジャーの過重負荷状態を軽減する打ち手にもなるのではないだろうか。