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就職内定率は95.1%「2023年12月1日時点 内定状況」就職プロセス調査(2024年卒)

2023.12.13

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘)のより良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田貴祥)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に、最新の内定率や志向など就職活動の実態がわかる基幹調査として「就職プロセス調査」を実施。毎月上旬に調査結果の概要を報告している。

12月1日時点の就職内定率は95.1%

12月1日時点の就職内定率は95.1%

同研究所は、12月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(※)は、95.1%(+1.1ポイント)と前年同水準の結果となったことを明らかにした。また、進路確定率は92.2%(+0.6ポイント)となっている。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差

就職先を確定した決め手「自らの成長が期待できる」

就職先を確定した決め手「自らの成長が期待できる」

同研究所は民間企業への就職確定者を対象に、就職先を確定する際に決め手となった項目を調査。その結果、割合の高い順に「自らの成長が期待できる」「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している」「希望する地域で働ける」と続いた。「希望する地域で働ける」は、2022年卒から2年連続で増加している。

「自己分析」に苦労

「自己分析」に苦労

さらに同研究所は就職活動で苦労したことを尋ねており「自己分析」が最も高く「エントリーシートなどの書類提出」が続いたと報告している。「自分で撮影した動画の提出」については、学生から「3分以内の動画を4本撮るのに苦労しました。面接の方がよっぽど楽に感じました」という声も寄せられたという。自己PRや志望動機など、事前に決められた課題を収録し、提出する「動画選考」は近年活用され始めているという。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4564人(内訳:大学生3574人/大学院生990人)
有効回答数:大学生 1063人/大学院生 355人
調査実施期間:2023年12月1日~12月4日
調査機関:就職みらい研究所

まとめ

学生らは自らの成長ができること、福利厚生や手当が充実していること、希望する地域で働けることなどを重視して就職先を確定させていることが明らかになっている。特にこの2年連続で増加したのが、希望する地域で働けることであり、採用担当者は注目すべきだろう。同研究所の発表資料にはさらに詳細な調査結果が記載されている。参考にしていただきたい。

参考:就職みらい研究所 就職プロセス調査(2024年卒)「2023年12月1日時点内定状況」