2026年夏季賞与「平均支給額」45.6万円、男女差は過去最大 DONUTS調査
株式会社DONUTS(東京都渋谷区、代表取締役:西村啓成)が提供するバックオフィス支援クラウドERPシステム「ジョブカン」は『ジョブカン給与計算』の利用実績データをもとに、2026年の夏季賞与に関する実態を調査。夏季賞与の平均支給額は45万5515円と、前年から大きな変化がなかった.一方で、男女の平均支給額には25万9593円の差が生じ、調査開始以降で最大となったことが明らかになった。
調査概要
調査対象:『ジョブカン給与計算』利用企業のうち、賞与を支給している企業
調査内容:夏季賞与に関する実態調査
調査方法:『ジョブカン給与計算』の利用実績データを一部抽出(※)
抽出日:2026年8月3日
調査期間:2026年6-7月
出典元:2026年の夏季賞与平均支給額、速報値は「455,515円」「ジョブカン」が夏のボーナスについて性別・年齢別・企業規模別に調査(株式会社DONUTS)
※抽出日時点で賞与データが確定済の情報から一部抽出した10万件以上のデータを、個人や企業が特定できない形で集計・分析
夏季賞与の平均は45万5515円、男女差は過去最大に
同社は2026年6〜7月に賞与として支給されたデータを対象に調査を実施。夏季賞与の平均支給額は45万5515円となったことを報告した。2025年の45万3306円からは大きな変化がなく、全体ではほぼ横ばいだった。
一方、性別で見ると男性は57万5638円、女性は31万6045円となり、男女差は25万9593円に拡大。2023年の19万9779円、2024年の18万2446円、2025年の25万3466円を上回り、調査開始以降で最大となったことがわかった。
50代前半で賞与額がピーク、若年・高年齢層は改善傾向
年齢別では、50〜54歳の平均支給額が59万9670円となり、最も高い水準となった。50代前半までは年齢とともに、支給額が上昇する傾向が見られている。
一方、65〜69歳では前年比21.11%増となり、男性に限ると26.57%増と大きく伸びた。支給額のピークとなる50〜54歳と60〜64歳の差も、2023年の33.1%減から2026年は26.7%減まで縮小している。
過去4年間では、20〜24歳の平均支給額が34.5%、25〜29歳が22.8%上昇するなど、若年層の賞与水準も改善。一方、55〜59歳は4.1%の上昇にとどまっており、年代によって伸び幅に違いが見られた。
性・年齢別では、男性は50〜54歳が78万5362円でピークとなったのに対し、女性は40〜44歳が38万2903円で最大となった。また、2023年から2026年にかけて男性の平均支給額が13.59%増加したのに対し、女性は2.95%の増加にとどまっている。
中小企業の賞与が大きく増加、企業規模による差は縮小
企業規模別では、500人以上の企業の平均支給額が59万6810円となり、前年比0.67%減少した。一方、500人未満の企業ではすべての規模で増加している。
「1〜29人」は42万7709円で前年比4.59%増、「30〜99人」は46万1829円で11.41%増、「100〜299人」は47万4302円で10.67%増、「300〜499人」は51万8654円で15.75%増となったことが報告された。
500人以上の企業と1〜29人の企業の平均支給額の差は、2025年の1.5倍から2026年は1.4倍に縮小。全体平均が横ばいとなる中でも、中小規模企業では賞与水準が大きく伸びており、賃上げの動きが企業規模の小さい企業にも広がっていることがうかがえる。
まとめ
今回の調査では、夏季賞与の全体平均は前年からほぼ横ばいだったものの、企業規模や年代、性別によって支給額の動きに大きな違いが見られた。特に中小企業では賞与額が大きく伸び、大企業との格差が縮小している一方、男女差は過去最大となっている。
また、若年層や高年齢層の賞与水準が改善する一方で、女性の伸び率が男性を下回っていることが可視化された。人材の定着と納得感のある処遇につなげるためにも、後この結果の根拠を精査する必要があるだろう。属性による不合理な格差は、採用はもちろん、定着率にも影響する。改善の余地や可能性について、検証していきたい。










