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日本の働き手の「会社の将来への自信」「職場推奨意向」ともに32か国中最下位 イプソス調査

2026.10.30
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イプソス株式会社(本社:東京都港区、代表者:内田俊一)は、日本を含む世界32か国の就業者を対象に、働き方や職場に関する意識調査を実施し「職場の現実 2026」を公開した。調査では、日本において自社の今後の方向性に自信を持つ人、自社を職場として他者に勧める人の割合がともに32か国中最下位であることが明らかになった。

調査概要

調査名:職場の現実 2026
調査主体:イプソス株式会社
調査期間:2026年8月21日~9月4日
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォームを使用したオンライン調査
調査対象:世界32か国の就業者13586人(フルタイム・パートタイム、自営業者を除く)
年齢条件:インドは18歳以上、カナダ・アイルランド共和国・マレーシア・ニュージーランド・南アフリカ・トルコ・米国・ベトナムは18~74歳、タイは20~74歳、インドネシア・シンガポールは21~74歳、その他の国は16~74歳
出典元:職場の現実(イプソス株式会社)

自社の将来への自信と職場推奨意向がともに最下位

自社の将来への自信と職場推奨意向がともに最下位

本調査では、日本で自社の今後の方向性に自信を持つ人の割合は28%で、世界平均の49%を21ポイント下回った。国別では32か国中最も低く、次いで低かったのはアルゼンチンと韓国がともに32%だった。高い割合を示したのは「南アフリカ(78%)」「インド(74%)」「フィリピン(62%)」などだ。

また、自社を職場として他者に勧める人も日本は29%で、32か国中最下位。世界平均の48%を19ポイント下回り「ポーランド(31%)」「ハンガリー(34%)」が続いたという。

さらに、今後1年以内に「他社での仕事を探す可能性が高い」と回答した人は日本では31%で、世界平均の38%を7ポイント下回っている。自社の将来への自信や職場推奨意向が低い一方で、転職を検討する人の割合も世界平均を下回る結果となった。

管理職に魅力を感じる人は8%、感じない人は55%

管理職に魅力を感じる人は8%、感じない人は55%

続いて、部下を持たない就業者を対象に、管理職になることについてどう思うか質問。その結果「魅力を感じる」と回答した人は日本ではわずか8%だった。「魅力を感じない」と回答した人は55%で、両者には47ポイントの差がある。

世界平均は「魅力を感じる」が26%で「魅力を感じない」は38%だった。日本は管理職に魅力を感じる人の割合が世界平均を大きく下回っている。ほかの国でも、スウェーデンは12%対63%、カナダは15%対51%、ドイツは16%対47%と、管理職に魅力を感じない人の割合が高い結果となったことが報告された。

まとめ

日本の働き手は自社の将来に対する自信や職場としての推奨意向が低い一方、転職意向も世界平均を下回っていることが分かった。さらに、部下を持たない就業者のうち管理職に魅力を感じる人は8%にとどまり、管理職への関心にも課題が見られる。

これらの結果は、会社への評価や管理職への意欲が、必ずしも転職意向の高さに直結していない状況を示している。

企業としては、従業員が自社の将来をどのように捉えているか、職場を他者に勧めたいと思えるか、管理職というキャリアにどのような魅力や懸念を感じているかを把握することが重要だろう。従業員の意識を一面的に捉えず、職場への評価やキャリア意向を把握する取り組みにつなげたい。